
【第2回】スマホ・ケータイ安全教室! 子どもたちのネット利用状況 ~後編~
2021.12.22
近年では多くのお子さまがスマートフォンを利用するようになりました。本連載ではお子さまのスマートフォンや携帯電話の使い方について、次の3つの内容を考えていきましょう。
第1回-第2回 子どもたちのネット利用状況について
第3回-第5回 子どもたちに実際に起こったトラブルや事件の事例紹介と、リスク回避のためのポイント
第6回-第7回 子どもたちを守るためのサポートツール ペアレンタルコントロールとルール作りについて
2020年度、2021年度に報道されたネットを介したトラブル・事件の事例です。
スマホやネットは、動画視聴や教育アプリの利用、多くの情報を取得することもでき、とても便利ですね。
しかし、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
あくまでもスマホやネットは道具です。この便利な道具を「正しく使いこなせるか」が、トラブルを軽減させるためにとても大切なことです。
子どもたちが正しく使いこなしていけるように、保護者の皆さまには責務が課せられているということをご存知でしょうか。タブレット端末やゲーム機を含め、8歳未満の子どものインターネット利用を保護者が適切に管理することは、法律で定められています。
子どもたちのインターネット利用状況の把握、フィルタリング等の利用による適切な管理、そして適切に活用する教育、これらは保護者の方が責任をもって果たす必要があります。
そのためにもどんな危険があるのかを保護者がしっかりと把握し、トラブル回避に必要な手段や方法を理解し、実行することが必要です。
では大人はどのように子どもたちのスマホ環境に向き合っていけばよいのでしょう。
押さえるべきポイントは最新アプリの名前や操作方法を覚えることではなく、「ネットにはどんな危険があるのか」、「何に気をつければよいか」、まずはしっかりと大人が把握することです。
トラブルを回避するためにネットの危険性や知識を子どもと共有し、子どもと一緒にルールを作ること。またフィルタリングなどのペアレンタルコントロール機能で物理的に身を守ることも必要です。
そして、子どもが成長する中で、自分自身で危険を回避していけるように、しっかりと子どもと話し合うことです。
そうすることで困った時に相談しようという環境ができあがっていきます。
ネットでのトラブルは、時間がたつほど大きなトラブルへと発展していきます。すぐに相談できる環境を作ることは、大変重要なのです。
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出典:https://www.kddi.com/corporate/csr/lesson/brief-summary/material/