【第5回】スマホ・ケータイ安全教室! 子どもたちのトラブル ~出会い・犯罪~

【第5回】スマホ・ケータイ安全教室! 子どもたちのトラブル ~出会い・犯罪~

近年では多くのお子さまがスマートフォンを利用するようになりました。本連載ではお子さまのスマートフォンや携帯電話の使い方について、次の3つの内容を考えていきましょう。 
 第1回-第2回 子どもたちのネット利用状況について
 第3回-第5回 子どもたちに実際に起こったトラブルや事件の事例紹介と、リスク回避のためのポイント
 第6回-第7回 子どもたちを守るためのサポートツール ペアレンタルコントロールとルール作りについて

今回は代表的なトラブル3つ目の「出会い・犯罪」のトラブルについて、考えてみましょう。



●「出会い・犯罪」のトラブル

<トラブル実例>
オンラインゲームの中で出会った人と仲良くなる。次第にあこがれを持ち、自ら会いに行ってしまう。実際に会ってみると、話していたこととは違うと感じつつも、家まで行ってしまう。怖くなって帰ろうとすると、相手はひょう変し、家に閉じ込められる。

10代の子どもたちにとってネットとリアルの境界は薄く、「ネットでやりとりをすればもう友達」、「ネットでやりやり取りをすればいい人がどうか分かる」と思っている子どももいるようです。SNSやオンラインゲームが居場所となり、ネット上の相手だけが本音を言える相手と考える子どもも少なくありません。

ですが、ネットで知り合った人をそこまで信用して大丈夫なのでしょうか。ネットで知り合った人が本当はどんな人なのかわかりません。

例えば、ボイスチャットではとても優しい人だったが、実際には違うこともあります。またSNSのやり取りだけであれば顔が見えませんので、年齢や性別、写真などいくらでも嘘をつくことができてしまいます。ネットで知り合った人を信用するのは大変危険なことです。


16.ネットで知り合った人.png


また実際にSNSやオンラインゲームで知り合った人に連れ去られるという事件が多く発生しています。

事件の多くは出会った人を信じ、自ら会いに行ってしまう。その結果、部屋に閉じ込められる、家に帰してもらえないなどの被害に遭っています。これは、一歩間違えれば命に関わることになりかねません。

子どもたちにはネットで知り合った人には絶対に会いに行ってはいけないという事をしっかりと伝えなければなりません。


17.連れ去りが多く発生.png


警察庁少年課の「SNSに起因する被害児童の現状」によると、SNSが原因で事件に遭った18歳未満の未成年では過去5年間で急激に増加しています。


18.SNSに起因する被害児童の現状.png


保護者の皆さんもニュースなどでご存じの方も多いと思いますが、小学6年生の女の子が連れ去られ、保護された事件では、オンラインゲームを通じて知り合い、Twitterのダイレクトメールのやりとりがきっかけで誘拐されたと報道されています。小学4年生の女の子が2日半にわたり連れ回されたという事件も発生しています。

 

「なぜ?」と思われる保護者の方も多いかと思います。

オンラインゲームの中には、SNS機能や音声通話ができる機能(ボイスチャット機能)がついています。音声通話は、文字だけの淡泊なやり取りに比べ、相手に気を許してしまう可能性が高まります。

また、ゲームの中で友達となって交流することができる機能(フレンド機能)がついていたりします。

最近発生しているオンラインゲームでの連れ去りや誘拐においては、このような機能を巧みに利用した手口が使われています。

<トラブル回避のポイント>
子どもたちに気を許させ、仲良くなり、さらにSNSで個別につながり、呼び出す。段階を踏み、会いに行っても大丈夫という気にさせているわけです。子どもたちにはさまざまな機能を悪用する大人がいることをしっかりと認識させ、疑うこと・想像する力をつけさせなければいけません。

また、知らない人とは合わないなどのルールを子どもと一緒に作り、何かあったときにはいつでも相談できる環境を作っていきましょう。


19.トラブルを防ぐポイント.png



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出典:https://www.kddi.com/corporate/csr/lesson/brief-summary/material/