
【第7回】スマホ・ケータイ安全教室! ペアレンタルコントロール~後編~
2022.1.6
近年では多くのお子さまがスマートフォンを利用するようになりました。本連載ではお子さまのスマートフォンや携帯電話の使い方について、次の3つの内容を考えていきましょう。
第1回-第2回 子どもたちのネット利用状況について
第3回-第5回 子どもたちに実際に起こったトラブルや事件の事例紹介と、リスク回避のためのポイント
第6回-第7回 子どもたちを守るためのサポートツール ペアレンタルコントロールとルール作りについて
今回はルール作りについてご紹介します。
●ルール作り
これは兵庫県で調査した「子どもと保護者のルールに関する話し合いの有無」と「ルールを守れたかどうか」の関係をまとめたものです。
左側が保護者との話し合いあり、右側は話し合いがない場合です。
「話し合いがあった子どもの」方が、どの年齢においても「ルールを守れた」と回答した子どもの割合が高いです。つまり話し合いをして決める方が、ルールを破らない傾向が見られるということです。
また特に低年齢ほど、保護者との話し合いによるルールが有効だとわかるかと思います。
<ルール作りのポイント>
「まずは保護者も子どもを納得できるものであること」。そして「無理のないルール作り」が大切です。
またずっと同じルールを利用するのではなく、子どもがルールを守っていると感じた時や子どもの事情が変わってきたと感じたときには、話し合って柔軟に見直していくことも大切です。話し合いにより、お互いに納得したルールで安全で適切なスマホ利用を促していきましょう。
<困った時には>
インターネットのトラブルはあっという間に拡散します。またトラブルの多くは子どもにとって大人や学校に知られたくないことです。「バレたら怒られる」、「退学になるのではないか」などと躊躇している間に深刻化してしまいます。
そのため、トラブルの証拠となる履歴や画面などを保存し、できるだけ早く大人に相談することがとても大切です。トラブルになった時には「一緒に解決方法を考えること」、「絶対見守ってあげること」を日頃から伝えて下さい。
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出典:https://www.kddi.com/corporate/csr/lesson/brief-summary/material/